組合活動って何?
労働組合では、賃金の引き上げや、職場の人員体制の改善、手当や休暇制度の創設や改善、安全対策、雇用のルール、人事評価のあり方、備品の整備、ハラスメント対策など、働く上で問題となるあらゆる課題を取り上げて労働環境や労働条件の改善に向けて活動しています。
ただ、具体的にどのような活動をしているのかは、なかなかイメージが湧きにくいと思います。このページでは、職場ごとの活動がどのようなものなのかを紹介いたします。
ぜひ、より働きやすく、働く人がきちんと報われるような職場をつくっていくために一緒に活動しませんか。
団体交渉による話し合い

労働組合のメインの活動のひとつが団体交渉です。団体交渉は労働組合法によって保障される労働組合の権利であり武器です。この団体交渉権を使って、人事課や個々の部署の管理者に交渉を申し入れることができます。
自治体や管理者は申し入れを拒否することは法律上できません。
私たちは自治体の非正規公務員や公共関連の職場で働く労働者の労働組合ですが、各自治体や事業所ごとに職場支部をつくっており、それぞれの職場で団体交渉を定期的に行っています。団体交渉で職場の改善点や賃金引き上げの要望などを伝え、管理者と話し合います。
団体交渉を通して職場の実態を訴えることは非常に効果的です。使用者や管理者は現場を知らないことも多く、実状を伝えることの意味合いは大きいです。また、団体交渉では、使用者側の考えや意見を聞くこともできることに加え、組合が求めた要求に対する回答や説明義務があり、必要な資料については提出が義務づけられます。
このような団体交渉による話し合いを通じて、実際に賃金が引き上がったり、人手不足の解消のために職員募集をかけてもらったり、雇用期限を引き延ばすことができたり、さまざまな成果を勝ち取った経験があります。
自治体や管理者との団体交渉(話し合い)は職場での労働組合の活動の基本となります。
※使用者側の協議相手が誰になるのかは、当該事業体の判断によります。自治体職場の場合は、人事課や職員課の課長や係長、あるいは所属課の課長や係長が協議相手となることが多いです。その他の事業体の場合は理事長や役員、あるいは人事・労務の責任者が協議相手になります。
学習会や交流会
私たちの労働組合には、保育・学童・図書館・介護・事務員・心理職・相談員・支援員・飲食店など、多様な職種や職場の労働者が多く所属しています。
支部や分会では、職場での悩み交流や意見交換のために交流会を開催したり、職種ごとの実践や専門性に関わる学習会や労働法や国の制度に関わる勉強会などをよく行っています。
そのような学習会や交流会に自由に参加することもできますし、企画することもできます。
過去の学習会などのイベントの事例
・会計年度任用職員制度 学習会
・労働法講座「ハラスメントへの対応・対策」
・図書館ツアー@多摩私立中央図書館
・学習会「学校図書館の充実と子どもの豊かな学び」
・学習会「介護サービスに繋げるために」
・東京都スクールカウンセラー雇い止め裁判 学習会
・会計年度任用職員制度 学習会
・学習会「アメリカ労働運動 第4の波」
・報告会「都教委と話し合ってみた」
・要配慮児支援に関する学習と交流会
などなど
アンケート活動で要望調査
労働組合でよく行う活動のひとつがアンケート活動です。組合に入っていない人の要求や要望も取り入れて活動することで、組合の主張に説得力を持たせることができます。また、組合員でない方々の意見も反映させることで組合への信頼を広げることもできます。
アンケートでは、職場や自治体ごとに、働き方の不安や改善すべき点について聞いたり、要望してほしい内容について聞いたり、働き方に関わる新しい制度に関して意見を募ったりと趣旨はさまざまです。
アンケート調査を職場改善に繋げていっています。
これまでの実績
以下、組合の各支部での活動での実績について紹介します。
賃金を引き上げたい、職場の環境をよくしたい、という方はぜひお気軽にご相談ください。





